四十肩・五十肩

四十肩・五十肩

四十肩・五十肩ではどのような症状があらわれますか?

四十肩・五十肩は、肩の関節がスムーズに動かなく症状のことをいいます。
肩や肩の関節が痛い、肩が水平以上にあがらなくなる、腕を背中に回すことができない、寝返りを打ったときに肩に痛みを感じる、などの症状があります。
また、症状として多くの人が鈍痛から始まり、違和感やしびれ、そして強い痛みがでるという経過をたどります。

四十肩・五十肩の原因はどのようなことが考えられますか?

加齢に伴って、肩周囲の関節や筋肉が固まったり縮んだりして柔軟性が失われスムーズに動かなくなることで炎症や痛みを引き起こすことが考えられます。
また生活習慣やホルモンのバランスの変化などの間接的な要因が重なることも、四十肩・五十肩を発症させることに繋がる場合があります。

四十肩・五十肩はどのような治療を行いますか?

治療は、肩の痛みを和らげること、肩の動く範囲を広くすること最終的な目的として治療を行っていきます。
症状によってレントゲン検査、CT検査、MRI検査、超音波検査を行う場合があります。
また痛みがある場合は、痛みを和らげる内服薬や湿布などの外用薬を使用します。
痛みが非常に強い場合はヒアルロン酸やステロイドを局所注射注射する治療を行う場合もあります。
痛みが軽減してきた際には、セルフストレッチや筋肉トレーニングなどの肩のリハビリで日頃のケアを行い、再発予防をしてきます。

四十肩・五十肩の症状を和らげるためにストレッチは行うべきですか?

四十肩・五十肩になるといずれ肩が動かなくなってしまうのではないか?という不安から無理に肩を動かそうとする人も多いのですが、無理に動かすことや外部から動かすことによりかえって炎症が余計に増して痛みが治りにくくなってしまいます。
症状の経過でもあるように、まずは痛みを和らげることが最優先でありその次に肩の可動域を広くしていくためにリハビリとしてストレッチを行うというケアの方法があります。
治療経過や自然経過で炎症のある時期が過ぎれば痛みは落ち着いてくることが多いです。
そのタイミングで適切なストレッチなどをして動かしていくことが最も早く治る方法です。