骨粗しょう症

osteoporosis

骨粗しょう症

骨粗しょう症とはどんな病気ですか?

骨粗しょう症は高齢者に多い骨がもろくなってしまう病気のことです。骨がもろくなった状態では軽い転倒などの
少しの衝撃でも骨折してしまうことがあります。
骨粗しょう症の方で特に多い骨折箇所は①背骨②太もものつけね③腕のつけね④手首です。
中でも背骨や太もものつけねの骨折は、そのまま寝たきりとなってしまうケースもあるため注意が必要です。

骨粗しょう症の原因は何ですか?

人間の骨には骨を作る細胞と壊す細胞があり、健康な人でも常に骨は新しく生まれ変わっています。この骨を作る
細胞と壊す細胞のバランスがさまざまな原因によって崩れ、壊す細胞が強くなることで引き起こされるのが骨粗
しょう症です。
細胞のバランスが崩れる原因としては、女性ホルモンの低下、ビタミンDやカルシウムの不足などが一般的です
が、骨自体の病気やホルモンの病気で引き起こされる場合もあります。

骨粗しょう症の検査はどのようなものですか?

骨粗しょう症の検査では、骨の強度である骨密度の検査を行う場合があります。骨折が疑われる場合にはレントゲ
ン撮影を行う場合もあります。

骨粗しょう症はどのような治療を行いますか?

骨粗しょう症の治療は、食事や運動といった日常生活の指導と薬による治療の2つに分けることができます。
薬による治療では、骨を作る細胞を活発にする薬や骨を壊すスピードを抑える薬、骨自体を強くする薬などを症状
等に応じて処方します。

骨粗しょう症を予防するためには何をすればいいですか?

骨粗しょう症予防のためには次の3つが重要です。
①カルシウムの摂取
カルシウムは骨の主要な成分であるため適切に摂取することが大切です。
②日光浴
日光浴をすることで骨量の減少を抑えるビタミンDが体内で生み出されます。
③適度な運動
ランニングやウォーキング、軽い筋力トレーニングが骨粗しょう症予防には有効とされています。