靭帯損傷

靭帯損傷

靭帯損傷とはどんな病気でしょうか?

自転車やバイクの交通事故や転落、スポーツにより大きな力が加わり、膝の靭帯に損傷が生じることです。
主な初期症状としては、膝に痛みが出たり、うまく動かせなくなったりします。
また膝関節内に出血が生じて腫れたりすることがあります。
その影響で可動域制限が生じます。
前十字靭帯はバレーボールやバスケットボールなどの着地やジャンプ、急な方向転換などで損傷しやすいとされています。
後十字靭帯は、ダッシュボード損傷など接触型の事故で損傷しやすいです。

靭帯損傷はどのように治療を行いますか?

軽傷であれば、人体に負荷がかからないように装具や、サポーター、テーピングなどで固定を行いつつ、痛みや組織の回復に合わせてリハビリを行って筋力や可動域の改善をを図ります。
必要に応じて痛み止めを内服したり、注射で貯まった水を抜いたりすることもあります。
重症(部分断裂)であれば一般的には回復することが多いが、放置していたり回復不十分な状態でスポーツ活動を再開すると半月板損傷や関節軟骨損傷など二次的な損傷を引き起こし、変形性膝関節症にもつながります。

靭帯損傷の治療期間はどれくらいですか?

損傷の程度にもよりますが、受傷後1~2週間は、ギプス固定やサポーター固定して、アイシングなど物理療法を中心に保存療法を選択します。
4~6週間で日常生活に復帰し、靱帯の再受傷などが起こらないように気を付けながら、負荷量の低いトレーニングから徐々に高めていく運動療法を行います。
スポーツ障害での手術治療の場合、リハビリテーションの期間は3~6カ月程度、スポーツ復帰までには6カ月以上と時間がかかります。
復帰率は非常に高く、手術治療により60~70%の患者さんが受傷前のスポーツレベルまで復帰できるとされています。

靭帯を損傷すると後遺症は残りますか?

膝の靱帯は、足関節を安定させるための重要な役割を担っています。
靱帯を損傷すると膝関節が動かしにくくなることがあり運動障害が生じます。
具体的な症状としては
① 痛みなどの神経症状
② 膝の曲げ伸ばしの角度に制限が残る関節の可動域制限。
③ 膝の曲げ伸ばしに支障が出る、つまり膝関節機能に障害が残った状態。
④ 膝がぐらぐらしたり、本来の可動域以上に膝が曲がってしまうなどの症状が出る可能性があります。