こどもの目のかゆみ(結膜炎)について
結膜炎とは、目の表面にある薄い膜(結膜)が炎症を起こす病気のことです。細菌やウイルスに感染したり、アレルギー反応が原因で発症します。結膜炎には大きく3つの種類があります。
ウイルス性結膜炎:代表的なものに「流行性角結膜炎(はやり目)」や「咽頭結膜熱(プール熱)」があります。
・アレルギー性結膜炎:花粉症によるものや「春季カタル」と呼ばれる症状が含まれす。
・細菌性結膜炎:特に生後6か月から2歳くらいの乳幼児に多く見られます。
細菌性結膜炎の主な原因菌には以下のようなものがあります。
・黄色ブドウ球菌
・インフルエンザ桿菌
・表皮ブドウ球菌
・淋菌(この細菌による結膜炎は「膿漏眼」とも呼ばれます)
特に新生児が出産時に母親の淋菌感染を受けると、短時間で重症化することがあるため、早めの対応が必要です。
結膜炎の症状
結膜炎になると、次のような症状が現れます。
・目やにが増える:黄色っぽく粘り気のあるものが多いです。
・片目だけに症状が出ることが多いが、両目に広がることもある。
・白目が赤くなる(充血)。
・視界がぼやけることがある(視力の低下)。
・目がゴロゴロするような違和感がある。
・痛みを伴うことがある。
結膜炎の治療方法
結膜炎の治療は、原因によって異なりますが、主に以下の方法が取られます。
抗菌薬の点眼薬:細菌性結膜炎には、ニューキノロン系やセフェム系の抗菌薬が使われ、通常1週間ほどで回復します。
炎症を抑える目薬:ウイルス性やアレルギー性の場合、症状を和らげるための点眼薬が使用されることがあります。
結膜炎を予防するには?
結膜炎を防ぐためには、日常生活で以下の点に注意することが重要です。
・こまめに手を洗う。
・家族や同居人とタオルを共有しない。
・目を触るときは清潔なティッシュやハンカチを使用する。
・感染が疑われる場合は、できるだけ他の人と接触を避ける。
また、手術前後の感染予防としても、抗菌薬の点眼薬が使用されることがあります。
適切な対策を取ることで、結膜炎の感染拡大を防ぎましょう。