あせもについて
あせもは、汗が皮膚の中にたまることで発生する皮膚のトラブルです。
医学的には「汗疹(かんしん)」と呼ばれ、汗を皮膚の表面に運ぶ細い管(汗管)が詰まることで、小さな水ぶくれや赤みが現れます。
あせもには大きく3つの種類があります。
水晶様汗疹:皮膚の表面にある角質層で汗管が詰まることで発生し、小さな水ぶくれができますが、かゆみはほとんどありません。
紅色汗疹:皮膚のやや深い部分で汗管がふさがることで起こり、赤い発疹やチクチクした刺激、かゆみを伴うことがあります。
深在性汗疹:さらに深い皮膚の層(真皮)で汗管が詰まり、なだらかに盛り上がった発疹ができることがあります。このタイプの発疹は赤くならないのが特徴です。
あせも自体は炎症ではありませんが、肌を引っかいたり、別の皮膚炎が併発することで炎症が悪化することがあります。
細菌が感染すると「エクリン汗孔炎(多発性汗腺膿瘍)」と呼ばれる状態になることもあり、特に皮膚を強くこすったり、掻いたりすると発症しやすくなります。
あせもの症状
あせもの主な症状としては、以下のようなものがあります。
・小さな水ぶくれ
・皮膚がチクチクするような刺激感
・かゆみ
あせもの種類によって、症状に違いがあります。
・水晶様汗疹では、1~3mm程度の小さな水ぶくれが多発しますが、痛みやかゆみはほとんどありません。
・紅色汗疹では、赤い発疹が多数現れ、チクチクする痛みや軽いかゆみを伴うことがあります。
・深在性汗疹では、なだらかに盛り上がった発疹が広がりますが、赤みはほとんど見られません。
あせもの治療方法
あせもの治療は、種類や症状によって異なります。
・水晶様汗疹の場合、こまめに汗を拭いたりシャワーで洗い流すことで自然に治ることがほとんどです。
・紅色汗疹には、かゆみや炎症を抑えるためにステロイドの外用薬が処方されることがあります。
・深在性汗疹では、汗をかかないように環境を整え、涼しい場所で過ごすことが重要です。
・膿疱性汗疹(黄色ブドウ球菌が感染した場合)は、抗菌薬の服用が必要になります。
あせもを予防するには?
あせもを防ぐためには、以下のような対策を心がけましょう。
・皮膚を涼しく乾燥した状態に保つ
・ボディーパウダーや制汗剤を適度に使う
・夏場はエアコンを活用し、汗をかきすぎない環境を作る
特に暑い時期は、こまめにシャワーを浴びたり、汗を拭き取ることであせもを予防することができます。