水いぼとはどのような病気?
水いぼは、皮膚にできる小さく柔らかいイボが特徴の病気です。これらのイボは直径が数ミリ程度で、触ると柔らかい感触があります。この病気は「伝染性軟属腫ウイルス」というウイルスが原因で起こりますが、感染力はそれほど強くありません。感染は、皮膚に小さな傷がある部分や毛穴から、直接の皮膚同士の接触やタオルなどの共有を通じて広がります。
水いぼは、特に幼児や小学生の間で見られることが多く、約5~10%の子どもがかかるとされています。また、アトピー性皮膚炎のように皮膚のバリア機能が低下している人は、発症しやすい傾向があります。
水いぼの症状
水いぼの症状として、1~10ミリ程度の丸くて中央に小さなくぼみがある、ツヤのある柔らかいイボが皮膚に現れます。これらのイボは主にお腹や背中、手足にできることが多いですが、顔にできることは少ないです。通常、かゆみや痛みを伴わないため、気づかないこともあります。イボの中には白くて粘り気のある液体が含まれており、この液体に触れることで他の部位に感染が広がる場合があります。
感染後の潜伏期間は2週間から数か月程度です。水いぼは特別な治療をしなくても、6か月から2~3年で自然に消えることが一般的です。学校への登校を禁止するような決まりもなく、プールで感染が広がる可能性も低いとされています。ただし、タオルの共有は感染を広げる原因になるため、避けるよう注意が必要です。
水いぼの治療方法
水いぼは自然に治ることが多く、症状がほとんどない場合もあります。そのため、治療が必要かどうかについては意見が分かれています。また、治療を行っても再発する可能性があるため、慎重に判断することが大切です。
治療を希望する場合、イボを一つずつ取り除く方法が一般的です。例えば、特殊なピンセットを使ってイボを摘み取ることがあり、この方法は皮膚を傷つけない限りほとんど痛みがありません。痛みを抑えるために、処置の前に専用のテープを使うこともあります。他には、硝酸銀や液体窒素を用いてイボを焼く方法がありますが、これらは多少の痛みを伴うことがあります。また、免疫力を高める目的で漢方薬を服用することも選択肢の一つです。
水いぼができた時の注意点
水いぼがある場合は、感染を広げないように以下の点に注意しましょう。
・アトピー性皮膚炎がある場合は、スキンケアをしっかり行う
・傷口を保護して外部からの刺激を防ぐ
・爪を短く切り、かき傷を防ぐ
・皮膚を清潔に保つよう心がける
・タオルは家族と共有せず、自分専用のものを使う
・プールやお風呂では自分のビート板や浮き輪を使用する
・プールやお風呂の水を介して感染が広がる可能性は低いとされていますが、タオルや道具の共有を避けることで、感染のリスクをさらに減らすことができます。