堀病院 東手城クリニック

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お子様のアザ

お子様のアザ

お子様のアザの治療

お子様のあざは多くの場合、成長とともに大きくなったり皮膚が厚くなったりするため、皮膚の薄い幼児期に治療を行う方がいいケースが多いです。
またすべてのあざに治療が必要というわけではなく、経過観察で済む場合もあります。まずは治療が必要なあざかどうか見極めるために早期での診察が重要です。

あざの種類

<赤あざ>

・乳児血管腫(いちご状血管腫):生後数週間以内にできるもので、体のどこにでもできるあざです。表面はイチゴ状の見た目をしており、短い間に範囲が広がることもあります。

・単純性血管腫(サモンパッチ):おでこやまぶた、口周辺にできるあざです。成長とともに薄くなっていく事が多いため、定期的に通院していただき経過を観察します。

・単純性血管腫(ウンナ母斑):うなじ周辺にできるあざです。成長とともに薄くなっていく事が多いですが、そうでない場合にはレーザー治療を検討します。

・単純性血管腫(先天性血管腫・ポートワイン母斑):生まれつきのあざで、あざと正常部分との境界がはっきりしています。色はピンク・赤・紫など微妙に異なります。治療をせずに成長すると皮膚が分厚くボコボコになるケースも見られます。

<青あざ>

・顔の青アザ(太田母斑):顔にできる青あざで、まぶたや白眼の部分、ほほ、額や鼻、耳などにできるあざです。

・体の青あざ(青色母斑):一見あほくろのように見えるもので、手や足にできることが多いあざです。まれに大きくなることがあるため、その場合は特に、すぐにご相談ください。

<茶あざ>

・扁平母斑(ベッカー母斑):肌のメラニンが増えてあざになった状態です。たいていは生まれつきのあざですが、思春期になってからできる場合もあります。このあざはあざの中に毛が生えることが多いのも特徴です。

・表皮母斑:ぶつぶつの茶色いあざで、あざの部分は盛り上がっています。自然に消えることはなく、成長とともにあざも大きくなります。

<黒あざ>

・メラニンが原因でできるもので褐色や黒色のあざです。大きさがさまざまで、ほくろぐらいの小さなものから、体を覆うような大きいものまでさまざまなタイプがあります。

お子様のアザの治療方法

多くのアザの治療はレーザーにて行います。早い場合には0歳から治療を開始する場合も多くあります。

小さいうちから治療をするのはかわいそうだと感じる親御さんも多いと思いますが、ある程度成長して、病院を嫌がる年齢になると治療どころか病院に来るだけでも本人・ご家族ともに大きな負担がかかります。

また治療効果の面で見ても肌の薄い乳児期の方がレーザーの効果が出やすい場合が多いです。

 

あざの治療費用はほとんどの場合は保険診療で行うことができます。