ぜんそく(気管支喘息)
ぜんそく(気管支喘息)とは?
気管支喘息とは、気管支がアレルギーなどによって炎症を起こし腫れることが原因で、気管支が狭くなり呼吸がしにくくなる病気です。アレルギー症状を引き起こす原因は人によりさまざまですが、ダニやホコリなどのハウスダストや犬や猫などのペットなど、日常生活の中にあるものが原因になることも多くあります。
気管支喘息は子供に多いイメージがあるかもしれませんが、大人でも6-10%程度が喘息患者と考えられています。また子供の気管支喘息の半数程度は思春期までに改善するという統計もあります。
ぜんそく(気管支喘息)の症状
気管支喘息の症状は発作的に突然あらわれることが多く、息苦しさや咳が多くあらわれます。
症状は夜から明け方にかけて出ることが大半で、「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった呼吸音がすることもあります。
大人の気管支喘息、特に高齢者の場合、症状が重い場合は命にかかわる場合もありますので、注意が必要です。
ぜんそく(気管支喘息)の検査
気管支喘息の診断をする際は、問診によって気管支喘息特有の症状があるかどうかを確認します。また必要に合わせて以下のような検査をする場合もあります。
・肺活量や吸った息をはききるまでのスピードや時間を調べる呼吸機能検査
・アレルギーの原因となる物質を調べるためのアレルギー検査
・喘息と似た症状が出る病気との判別をするための胸部レントゲン検査
ぜんそく(気管支喘息)の治療
症状の原因となる物質が検査で明確になった場合は、その物質を遠ざけるための環境改善を行っていただきます。例えばハウスダストが原因の場合は、カーペットなどのホコリがたまりやすいものの除去やこまめな掃除などです。
また症状が出ないようにコントロールするためや症状がでた際に症状を和らげるための薬の処方も行っていきます。