みみの痛み(外耳)

外耳道炎

外耳道炎とは?

外耳道というところ(耳の穴の奥になります)が、ばい菌により腫(は)れたり、赤くなる病気です。多くの場合、耳かきやつめで外耳道に傷をつけることでおこります。痛み、かゆみ、耳だれ、耳のつまった感じ、耳鳴り、聞こえにくい感じといった症状があります。痛みが強い時には夜も眠れないといったことになります。

治療内容

治療としては、外耳道の消毒、抗生剤(こうせいざい:ばい菌をやっつける薬)を塗ります。ひどい時には抗生剤をのむ必要があります。

外耳道真菌症

外耳道真菌症とは?

カンジダ・アスペルギルスのような真菌(カビ)と呼ばれるものが外耳道内に寄生することによって起こります。外耳道の皮膚は薄くて刺激に対し非常に敏感なため、乱暴な耳掃除をするくせがあって終始小さな傷をつくっているとか、あるいは慢性の刺激による外耳道の皮膚からの分泌物や、耳の手術後で慢性的な炎症のせいで外耳道内が湿っている状態のときに起こりやすくなります。症状としては、強いかゆみが特徴で、菌が繁殖して塊となって広がり、鼓膜をおおってしまうと、耳がふさがった感じや難聴があらわれます。繰り返し再発することが多く、完治するのに長い期間を要する場合もあります。

治療内容

菌の塊を除去し外耳道を洗浄し、抗真菌剤の塗布や点耳をします。かゆみが強い場合は、抗アレルギー薬の内服を併用して頂くこともあります。重症の場合は抗真菌薬を内服して頂くこともあります。

注意事項

完全に治ったとしても、耳を過度に触るとすぐに再発してしまいます。治った後も極力耳そうじを控えましょう。

 

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