まぶたのできもの(めばちこ・ものもらい)
ものもらい(めばちこ)とはどんな病気ですか?原因は?
ものもらいまつ毛のつけ根あたりのまぶたが赤くはれてしまう目の病気で、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)、めばちこ、めいぼともいわれます。
まぶたの表側が原因(外麦粒腫)か裏側が原因(内麦粒腫)かで症状や治療方法が変わってきます。
ものもらいは細菌感染が原因で、汚れた手などで目を触る、コンタクトレンズを清潔でない状態で使用するなどが原因となることがあります。
また免疫を抑える薬を使用していたり、糖尿病などの免疫が低くなる病気をもつ人はかかりやすい傾向にあります。
ものもらい(めばちこ)になるとどのような症状があらわれますか?
ものもらいは片目だけに症状が出る場合もありますが、両目同時に出る場合もあります。
具体的には下記のような症状があらわれます。
- 目の違和感やかゆみ
- まぶたの腫れや痛み
- まぶたから膿が出る
- 目が充血する
- 目やにが多く出る
ものもらい(めばちこ)が他の人にうつることはありますか?
よくものもらいは他の人にうつるという風に思われている方がいらっしゃいます。
ものもらいと似たような症状が出る病気にはやり目(結膜炎の一種)があるため、混同されているのだと思われますが、ものもらい基本的には他の人にうつる可能性はほとんどありません。
ものもらい(めばちこ)の治療方法
ものもらいは症状が出てから数日で自然におさまる場合も多いですが、症状が強い場合やものもらいを繰り返している場合には受診をおすすめします。
ものもらいは細菌感染が原因ですので、主な治療方法としては抗菌効果のある目薬を処方します。
症状が強い場合には内服薬を処方する場合もあります。
また膿を排出するために細い針でまぶたを刺して膿を出す治療(穿刺排膿処置:せんしはいのうしょち)を行うこともあります。