みみなり

  • 耳鳴症

耳鳴りとは?

耳鳴りとは、実際に外で音がしていないのに何か音が聞こえるように感じる現象です。
大きく分けて、自覚的耳鳴(じかくてきじめい)と他覚的耳鳴(たかくてきじめい)があり、自覚的耳鳴は、現実には音がしていない状態で音がしているように感じる、つまり本人にしか聞こえない耳鳴りのことです。一方、本人以外でも聴取可能な実際に聞こえる耳鳴りのことを他覚的耳鳴といいます。

一般的にいう「耳鳴り」とは、自覚的耳鳴のことです。65歳以上の30%近くの人が耳鳴りの経験があると言われ、一口に耳鳴りと言っても、場合によっては不眠やうつ状態などの症状につながる場合もあるので、注意が必要です。

しくみと原因

耳鳴りのしくみは明確に分かっていませんが、内耳から脳に至る聴覚の経路のどこかで、外からの音の入力に関係なく聞こえの神経が活性化されることで生じると推測されています。また一般的に、外界が静かになる夜や早朝に大きく感じるといわれています。原因についても、明確にはわかっていませんが「突発性難聴」など内耳性難聴の症状を伴っていることが多く、何らかの関連があると考えられています。また、過労やストレス、心因的な要素によっても耳鳴りは起こるといわれています。

検査

耳鳴り(自覚的耳鳴)はあくまで自覚的なものなので、検査などによって耳鳴りを捉えることは困難です。しかし、耳鳴りのほとんどは、難聴などが原因だと考えられるため、聴力検査等で、耳鳴りの原因を判断します。

治療

耳鳴りの原因となる病気がはっきりしている場合は、その原因を治療することが耳鳴りの治療になります。耳鳴りの原因が中耳炎であれば中耳炎の治療を行い、メニエール病が原因と思われればその治療を行います。しかし、原因がわからない耳鳴りも多く、その場合には、

  • 内耳や脳の血液の循環を良くする薬を投与する
  • 筋肉の緊張を和らげる薬、安定剤や鎮静剤を投与する

などの方法があります。

※音響療法とは? 

音響療法は、音の豊富な環境を作り出し、耳鳴りが気にならない状態(耳鳴りに慣らしていく)にすることを目的とした治療法です。治療には時間がかかりますが、決して焦らず続けて行くことが大事です。

治療方法の一つには、補聴器を用いた音響療法があります。耳鳴りは難聴が原因であることも多く、そのようなケースにおいては、補聴器で聴力を補うことで耳鳴りを軽減させる治療法もあります。補聴器を使えば、耳鳴の軽減と同時に、きこえのハンディキャップも解決することができます。

補聴器についてはこちらのページへ

 

実際の耳鳴り治療の流れ

耳鳴りがして

  • 難聴あり → 難聴の治療を実施

耳鳴りがして

  • 難聴なし → 生活に支障あり → 薬物治療実施 → 改善しない場合は音響(TRT)療法※を実施
  • 難聴なし → 生活に支障なし → 経過観察にて様子を見る
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