当院では、患者様の症状やニーズに合わせた治療提案を行う事を心がけております。
アレルギー性鼻炎(慢性鼻炎)の手術
アレルギー性鼻炎の最新治療法について。(リビング福山 掲載記事)
アレルギー性鼻炎(慢性鼻炎)とは?
アレルギー性鼻炎は慢性的に鼻の粘膜が腫れている状態のことを指します。鼻づまりや鼻水などの症状があらわれ、特に鼻づまりが多く現れます。慢性鼻炎による鼻づまりは薬による治療の効果が少なく、徐々に進行していくことが多いです。
鼻づまりが長期間続くと、いびきや不眠、頭痛の原因になったり、集中力がなくなる、口呼吸になるため細菌やウイルスに感染しやすくなるなど、日常生活にも大きく影響を与えます。
アレルギー性鼻炎(慢性鼻炎)に対して当院で行っている手術
下鼻甲介・鼻甲介切除術
下鼻甲介・鼻甲介切除術は特に慢性鼻炎による鼻づまりの根本的な治療として行われる手術です。
下鼻甲介とは鼻の中にある大きなヒダのことで、本来は鼻からウイルスや細菌が入ってこないようにブロックしてくれる役割を果たす部分です。しかし慢性鼻炎などにより下鼻甲介の粘膜が腫れてしまうと鼻の穴が狭くなってしまい鼻づまりを起こします。重度の鼻づまりや薬による治療で改善しない場合には、下鼻甲介の粘膜を切除して鼻の通りをよくする手術を行います。また、下鼻甲介の下にある骨の出っ張りが多い場合は骨の部分を切除する場合もあります。
後鼻神経切断術(翼突管神経切除術)
後鼻神経切断術(翼突管神経切除術)は主にアレルギー性鼻炎による鼻水やくしゃみの解消を目的に行われる手術です。鼻水やくしゃみに後鼻神経という鼻の奥にある神経が、アレルギーの原因物質や気温の変化などに反応して引き起こされます。後鼻神経切断術(翼突管神経切除術)はこの神経をレーザーによって切断することで反応を鈍くする手術で、当院では内視鏡を使用して行っております。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の手術
慢性副鼻腔炎の最新治療法について。(リビング福山 掲載記事より)
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)とは?
顔の中の骨には左右の頬あたりと目の上あたり、両眼の間あたりに空洞になっている部分(副鼻腔)があります。副鼻腔は鼻の穴とつながっていて、中は粘膜でおおわれています。風邪やウイルスなどの感染症が原因で、副鼻腔の中の粘膜が炎症を起こした状態が長く続くことを慢性副鼻腔炎(蓄膿症)と言います。慢性副鼻腔炎(蓄膿症)では鼻水や鼻づまり、頬や両眼の間の痛みなどが代表的な症状として挙げられます。
副鼻腔炎(蓄膿症)はまずは薬により治療などで治療をしますが、治療の効果が充分でない場合や副鼻腔炎(蓄膿症)を何度も繰り返す場合は手術を検討します。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療として当院で行っている手術
鼻内副鼻腔手術
鼻内副鼻腔手術は鼻の穴から内視鏡を入れて行う手術で、副鼻腔内の炎症を起こした粘膜を除去する手術です。内視鏡を使用して手術を行うため、手術後の痛みと出血が比較的少なく、顔の腫れもほとんどありません。
鼻中隔湾曲症の手術
鼻中隔湾曲症とは?
鼻の穴を左右に分けている骨の壁を鼻中隔と言います。鼻中隔は個人差はありますが、左右どちらかに曲がっているということはそこまで珍しいことではありません。ただ、大きくどちらかに曲がっているとそちら側の鼻の穴が狭くなり、鼻炎などで鼻の粘膜が腫れると強い鼻づまりの原因となります。
日常生活に影響がないのであれば特に治療の必要はありませんが、慢性的に鼻づまりがあるようであれば治療を検討する必要があります。
鼻中隔湾曲症の治療として当院で行っている手術
鼻中隔矯正術
鼻中隔矯正術の目的は狭くなった側の鼻の通りをよくすることが目的です。鼻中隔矯正術では鼻の粘膜を切開し、曲がった骨や軟骨を切除します。
よくある質問
- 手術中や手術後に痛みはありますか?術後は?
- 手術中は麻酔をかけた状態で手術を行いますので痛みは感じません。手術後麻酔が切れてくると痛みを感じますが個人差があります。患者様の痛みに合わせて鎮痛剤などによって痛みをコントロールしていきます。
術後は止血のためにガーゼが入っている・鼻の内の粘膜が腫れるため、一時的に匂いがわかりにくくなることもあります。においは最後に改善します。3カ月から半年ほどで戻ってくる方もいます。他に原因がある場合は手術しても戻らないこともあります。
手術により副鼻腔が広くなり鼻声のように聞こえることがあります。副鼻腔は音を響かせる働きがあります。しばらくすると慣れてきますので心配ありません。 - 入院期間はどのくらいですか?
- 入院期間は1週間ほどとなります。ご事情によりそれよりも短期間の入院がご希望の方は、リスクについてなどご理解いただいたうえで入院期間を短縮できる場合もございます。ご相談ください。
- 初診の予約を取ったらその日に手術ができますか?
- 初診予約日の手術はできません。初診時に外来診療を受けていただき、手術が必要か?手術が可能か?などを判断していくためです。
手術をご希望の方はまずは外来診療を受診してください。 - 遠方に住んでいますが、手術は受けられますか?
- 遠方の方でも手術を行う事は可能です。手術・入院後、経過が安定した段階でお住まいの地域の耳鼻咽喉科クリニックで受診していただけるように紹介状を発行いたします。
- 手術は保険がききますか?
- 当院で実施している鼻の手術はすべて保険診療にて実施しています。手術などの高額な医療費を支払った場合に適用となる、高額療養費制度という制度がありますので、こちらも手術を受けられる方には詳細をご説明させていただきます。
- クレジットカードは使えますか?
- クレジットカード決済をご利用いただけます。
(VISA・MasterCard・JCB・AMERICANEXPRESS)
クレジットカードをご用意ください。
ご利用になる場合は、事前にスタッフにお伝えください。