O脚・X脚

O脚・X脚

O脚・X脚とはどのような状態ですか?

まずO脚とは“内側型変形性関節症”とも言います。
起立した状態で膝の間が外側に開く変形のことです。
x脚とは膝の間が内側に湾曲した状態のことをいいます。
いずれも下肢の形態的異常を指しています。
外見的な変形に限らず、膝の痛みをや腰痛なども伴う場合もあります。

O脚・X脚の原因は何ですか?

人類は一般的に生後から2歳くらいまではO脚で、そこからX脚になり、学童期には正常な足の形状になるという経過をたどっています。
学童期以降には人それぞれですが普段からの姿勢の悪さや体重により膝に過度な負荷がかかることで、骨盤や関節の歪みやねじれが生じ、O脚やX脚といった症状があらわれてくると言われています。
中でも歩き方、、立ち方、座り方の不自然な動作もO脚やX脚になる要因となっています。
これらは日常生活の中で1日に何度繰り返すかわからないくらい行っている動作ですが、不自然な動かし方が積み重なることでO脚やX脚の原因となります。

O脚・X脚は病院で治療すべきでしょうか?

O脚・X脚は放置していると、足底や足首にまで負担がかかり、足底筋膜炎や外反母趾などの変形が生じる可能性があります。
また放っておくと最初は軽度の歪みであったのに、徐々に歪みが大きくなり、最終的に手術的治療でしか矯正することができないといった状態になっていることも少なくありません。

薬物療法(関節注射や、鎮痛剤の内服、湿布などの外用薬)やリハビリ、装具療法(サポーターなど)、手術的治療があり、それぞれの症状に応じて治療を行う必要があるため、歪みや膝の痛みなどの症状がある方は根本的改善のためには病院での早期な適切な治療が必要です。

O脚・X脚の治療方法

加齢により、大腿や膝回りの筋力が低下して膝への負担が大きくなることで、軟骨のすり減りや関節の変形につながります。O脚・X脚にはこれらの症状に伴い痛みがある場合もあります。
痛みは、運動療法で下肢の筋力を強くすることで膝が安定し痛みが改善する場合もあります。
それでも痛みが改善しない場合は、薬物療法(関節注射や、鎮痛剤の内服、湿布などの外用薬)やリハビリ、装具療法(サポーターなど)を行います。
それでも改善しない場合などは、それぞれの状態に合わせて手術的治療を行います。