骨折
骨折にはどんな種類がありますか？
骨折はなんらかの原因で骨に圧力がかかることで起こります。
転倒やスポーツ、交通事故などによって強い圧力がかかり起こる外傷性骨折が最も一般的ですが、
それほど強くない圧力が日常的に繰り返しかかることによって起こる疲労骨折、骨自体が弱くなってしまっている
状態で、通常では骨折しないような弱い圧力によって起こる病的骨折などがあります。
骨折が疑われる時にどんな症状がある場合は病院に行った方がいいですか？
骨折の症状で最も一般的なものは痛みと腫れです。その他にも内出血や患部を押した際の痛み、患部を動かした際
にゴリゴリといった音がする、患部の動かしにくさを感じるなどの症状が現れます。このような症状は骨にヒビが
入っただけの状態でも起こることがあります。
骨折を放置してしまうと折れた骨で血管や神経を傷つけてしまうことや、歪んで骨がくっついてしまい患部が変形
することもあるため、初期の段階から適切な治療をすることが大切です。
骨折はどのようにして治療しますか？
多くの骨折はレントゲン検査で診断が可能です。レントゲンでは判別しにくいわずかな骨のずれなどの場合でも、
CTやMRIなどの検査で発見できる場合があります。
ほとんどの骨折はギブスによる固定とリハビリテーションにて治療を行います。それらの治療で元の状態に戻すの
が難しい場合や関節や足などの体重がかかる場所の骨折では手術を行う場合もあります。
骨折の治療期間はどれくらいですか？
骨折が完治するまでの治療期間は一般的には３〜６ヶ月程度（リハビリ期間含む）と言われています。
もちろん骨折箇所や状態によって治療期間が変わります。
骨折箇所の骨が癒合（くっつく）までの目安
手の指：２週間程度
肋骨：3週間程度
鎖骨：4週間程度
腕の骨：5〜7週間程度
足の骨：7〜8週間程度
足のつけねの骨：12週間程度
