脊柱管狭窄症の症状
ヘルニアでご紹介した通り、腰椎（腰の骨）には、背骨の後ろ側には脊柱管という骨に囲まれた空間があり、その空間には脳と手足をつなぐ神経が通っています。人間は年を取るにつれ、体の色々な部分に変性が出てきます。
脊柱管が年齢とともに変性により狭くなって中を走る神経（馬尾神経）が圧迫された状態を【脊柱管狭窄症】と呼びます。
神経が圧迫されるとその神経の担当する部位に痛みやしびれが出現します。腰痛はないこともあり個人差があります。また典型的な症状である間欠性跛行や膀胱直腸障害が発生します。
間欠性跛行とは
間欠性跛行とは、歩いていると下肢にしびれや痛みが出現し歩けなくなる症状です。少ししゃがんで休むと痛みしびれは軽快し歩けるようになりますが、また同じくらい歩くと下肢痛（足の痛み）が出現します。100ｍで歩けなくなる人やひどい人は10mも歩けないこともあります。
脊柱管狭窄症の治療方法
当院では、腰部に対する関連部位へのストレッチや姿勢改善を行います。
人の背骨は横から見るとS字カーブになっています。これは生理的湾曲と言って頸椎・胸椎・腰椎・仙椎にそれぞれにあります。
生理的湾曲は、力をうまく発揮させたり、力をうまく吸収したりするのにとても大切なことです。
Ｓ字カーブが崩れると衝撃が吸収されにくくなり骨に負担がかかりやすくなり脊柱管狭窄症を悪化させてしまいます。
このため、姿勢をきれいにしてきれいなS字カーブを作ることが大切です。
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